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あの日の事を忘れないために書いて置こう

俺の全てが変わったあの日。

普通の日にそれは組み込まれた

一人の言葉

「じゃあさ・・・明日告れよ」

その時の俺は気分がハイだったから即座にOKした


次の日になって

五人で話し合って

とある教室を舞台にした


昼休み

「放課後・・・いい?」

俺がそう聞くと嬉しそうにOKしてくれた君

いや、嬉しそうに見えたのは錯覚か


放課後

二人きりになった英語の教室

防音性に優れていそうな部屋

「あのさ・・・なんで呼ばれたかわかる?」
「わかんない」
「俺さ・・・お前の事好きなんだ、付き合ってくれ」

ほんの数秒の間

「ごめんね・・・いまは、彼氏のことしか考えられないんだ・・・」

分かりきっていた答え

面と向かって言われて

俺は呆然とした

すると君は俺を抱きしめてくれた

いつの間にか泣いていたみっともない俺を

「ごめんね・・・」

俺もその時は支えが欲しかった

だから俺も同じように抱きしめた

愛おしかった君を


数分抱き合い

今まであった辛い過去を教えてくれた

ボロボロ泣きながら

愛おしかった君はひたすら体の毒を吐くかのように


それから

君は顔をあげて「もういいよ」少し笑って言った

これではどっちが先にしたのか・・・という感じ


けどこのときにはもう

俺の拍車は廻り始めていた

「キスしていい?」

俺の言葉に戸惑い

NOと答える

当たり前

だが

愛おしい人を自らの腕の中に入れ

何も求めない俺なんて居なかった


頬に軽いキス

照れる君

何度か頬にキスして

「今度は口じゃ駄目?」

そっと聞く

「絶対駄目」

その言葉を崩したくなった

むしろ君さえも壊してしまいたかった

それがいけなかった


体中を触る

汚らわしい俺がいる

服の上からだが

どうみても変態

クズ

ゴミ

そんな言葉が過ぎるが

消える


そこにはいつもの俺はいなかった

いつもの笑顔じゃなく

ニヤケタ

いや、悪戯を楽しむ子供のような笑顔

自分が自分ではないように

体は動いた


力に任せて君を押し倒し

耳たぶを甘噛み

小さな悲鳴を上げる君

それが俺のテンションをさらに上げる




気付けばキスをしていた

その瞬間に我に戻った


ボロボロを泣く君


過ぎる光景

先ほど何をしたのか

最初は分からなかった


ただ


『傷つけた』

君の心を


最後、「手を握って?」と俺は聞いたのだろうか

多分きいたのだろう

その時は記憶が飛んでいたから


笑って

「無理無理」


そう、“笑って”


教室に送れて戻る


そこには


女子の群れ

俺を睨み

軽蔑する

口々に何を言った


その日の夜

全てを思い出し

謝る

だが手遅れだった

親友にもそのことが伝わり

裏切られ

友人達に罵声をあびせられた

当たり前だった


次の日

教室の全ての人間が俺を突き放した

ほんの数分で学年・・・学校中に伝わったらしい


泣きながら俺は更衣室で

「俺のせいだ俺のせいだ俺のせいだ俺のせいだ」

繰り返す言葉

何も意味を持たない言動

面と向かって謝らせてもらえなかった

他の女子が俺を君から離した

近寄れなかった

そんな時に俺は全生徒の目の前で作文を読む

哀れだろう

汚らわしいだろう

全ての者が俺を睨んだ


それからというもの

誰も俺と喋らなくなった

学校でもメールでも


君に謝りたくても

謝れなかった

だから

自ら突き放す事にした

自ら孤独を選び過ごした


そうして今にいたる

今ではもう皆と喋れるようになった

大半の者が忘れたか

あるいはどうでもよくなったのだろう

親友とは親友ではなく友人として関わっている

君はといえば

彼氏との関係で悩んでいるようだ

俺には関係ない



「新しい恋してね」

無理だった

自分が怖くて出来ない

「好き」

という感情、言葉が出てきても

表面上で終わる

それがいい

それでいい

そうじゃなければ

俺はまた過ちを犯すのではないだろうか

心配でならなかった

だから忘れないように刻むのだ

腕に

心に

ここに


今でも多少、その時の話は耳にする

「あいつ・・・あの仔犯したんだぜ?最悪だよな」

その程度だ

犯してはいない

唇を

しかもファーストキスではないではない


でたらめな噂ばかりが流れていた

合っていたのはほんの少し

情報は酷かった

それが俺を一人にさせたのか

それが全てを切ったのか

わからない

だが

原因は俺にある

だから受け止めよう

なるべく反論せず

このまま行こう


誰も知らない方がいい

真実なんて少しでいい

嘘はいつでも道を変える


君とはこの前少し話した

「やっと話してくれたね」

嬉しそうであったが

弱りきった顔

病気で苦しみ

彼氏とは数週間あっていないようで

毒の捌け口がないそうだ


今の俺には関係のない事

「またあの仔狙ってるんだってさ」

そんな話を聞いた

俺のことだ

狙っていない

「何々?次はその子?」

また俺のことだそうだ


俺が女子と喋るとこうなる

ふざけてではないといわれた

親しく喋ることが何故許されない

向こうはその噂を嫌がって話してくれない

まだ足りないのか

俺への罰が

ならば言え

俺にどうしろというんだ

友を無くし

信頼をなくし

自業自得の海に放り込まれ

いまここにいる


自業自得なのだ

それなのに何故他者が関わる


「お前のせいであいつと仲悪くなったんですけど?」

馬鹿を言うな

俺は何もしていない

俺をかばって仲が悪い?

寝言は寝て言え

誰がかばえといった

自ら孤独を選んだ俺に

何故そこまでする

そして責任を俺に擦り付ける

「お前のせいでクラスがメチャメチャ」

俺のせい?

よく見ろ

俺以外は皆団結してるじゃないか

それでは満足じゃないのか

逆に言えば

俺が敵になったおかげで団結力が増しただろうに

何故そこまで俺に責任を押し付ける


俺が悪い

その通りだ

だが自らの罪は自らで償え

何故俺の罪にする


そのせいでここまで苦しんだ

もういいだろう

いい加減にしてくれ


忘れたように俺に話しかけるお前ら

内心お前は一度殺したいと思う

少なくとも殴りたい

俺の孤独を知らず

俺に干渉するな

知らぬままならば

それでいい

近づかないでくれ

俺の中を見ないでくれ


俺は俺を見つめる

何も忘れていないか確認するために

心などもう機械だ

笑う

泣く

簡単なことだ

表情はさほど難しくない

本当の笑顔なんてとうに捨てた

誰も俺の仮面は取れない

取れるのは

全ての理解者だけだろう


親でもなく

友でもなく

まだ見ぬいつかその先にいる人


それは希望であり

夢でもある


いつか壊れるその日まで

俺はこのことを決して忘れないで居よう





(*´ω`)ノシ

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